通信制高校は中卒と変わらない?同じ扱いではない理由と、気をつけるべきこと

「通信制高校を卒業しても、中卒と変わらないって聞くけど?」

こうした話もありますが、通信制高校へ入って高卒資格を取ることには意味があり、中卒と同じではありません。ただ、場合によっては中卒と似た状況になってしまうこともあり、これを避けるためのポイントを解説します。

なお、通信制高校やサポート校は、しっかり選びたいもの。入学するとなかなか変えられないため、まずは資料や案内パンフレットをチェックしてみるのがおすすめです。「ズバット通信制高校比較」なら人気の通信制高校や気になる学校の資料をまとめて取り寄せられて、手間が省けます。無料なので、ぜひ使ってみてください。

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通信制高校の卒業は、中卒と同じではない!ただし、卒業後の進路で変わる

正直なところ、通信制高校を卒業しても就職で有利にならない、周りの人から「通信制高校なんだ・・」のように思われるなど、中卒のように見られることはあります。

ただ、「通信制高校の卒業後を考えておくこと」が大切で、前もって準備すれば、「通信制高校を出ても意味ない」という状況を避けることができます。

通信制高校から大学・短大・専門学校へ進めば、出身が通信制高校でも関係ない

通信制高校に入る人は卒業後に大学・短大・専門学校へ進み、さらに勉強する人が多いです。大学・短大・専門学校を卒業すれば、通信制高校の出身でも特にマイナス印象をもたれることはありません。

大学や専門学校を卒業すると、就職して働くことになります。このときに大切なのは「大学や専門学校で何を学んだか」であり、「出身高校が全日制なのか、通信制なのか」はあまり関係ありません。

むしろ「あなたは大学を出ているけれど、高校は通信なんだね」という人がいたら、こちらから距離を置くくらいで良いでしょう。

通信制高校の在学中や卒業後に何もしないと、中卒と同じ扱いになる可能性はある

通信制高校に入っても、中卒と同じ扱いになることは正直あります。それは、「通信制高校の入学後、何もせず過ごす場合」。

  • 「通信制高校でプログラミングを勉強して、大学でITを本格的に学びたい」
  • 「通信制高校の卒業後は美容の専門学校で、好きなメイクやネイルを勉強して仕事にしたい」
  • 「通信制高校の卒業後は働く予定。いろんな人に助けられたから、福祉の仕事をしたい」

上のように、やりたいことや目標をもって進学や就職をする人は、出身が通信制高校でも問題ないことが多いです。目標に向けて前向き・積極的に勉強してきた人は、就職でも「ぜひウチで頑張ってほしい」と思ってもらいやすいからです。

一方、下のような場合、中卒と同じ扱い(=就職しにくい)になってしまう可能性があります。

  • 何となく通信制高校に入り、在学中は何もしない。
  • 卒業後のこともまったく考えない。
  • 毎日ゲームをしたり昼寝したりと、だらだら過ごしている。

中卒扱いになってしまうのは、出身高校が通信制だからではなく、「目標がない」「何をしたいのか考えていない」「目標に向けて、何もしていない」というのが原因です。

就職のときに受ける面接では、「あなたは何を勉強してきたのですか」「あなたは何をしたいのですか」とよく聞かれます。会社の仕事に関係あることを勉強していて、「これをしたい」というものがある人のほうが、やはり採用の確率は高くなります。

中卒扱いを避けるには、通信制高校で過ごす時間を大切にする

ここまでを踏まえて、「通信制高校を卒業しても、中卒と変わらないじゃん」という状況を避けるには、通信制高校での時間を大切にする必要があります。

  • 将来、何をしたいか考えてみる。
  • 興味がわいたことをやってみたり、勉強してみたりする。
  • 何もやりたいことが見つからなければ、通信制高校の先生・スタッフに相談してみる。
  • 大学・専門学校への進学を考える。

上のようなことを、通信制高校で過ごす間にしてみてください。もちろん休んだり遊んだりする日があっても良いですが、将来に向けて、少しずつ準備することが大切です。

通信制高校で何もできない場合、就職より大学・短大・専門学校への進学がおすすめ

卒業後のことを考えたり、何もしたくなかったりしても「中卒と同じ扱いは避けたい」という場合、ひとまず大学・短大・専門学校へ進学するのがおすすめです。通信制高校の卒業後も時間ができるため、あらためてじっくり考えましょう。

最近は入学しやすい大学・短大・専門学校もあり、通信制高校でも指定校推薦の枠があったり、書類(志望理由書)や面接などの受験サポートをしてくれたりします。短大や専門学校なら2年または4年、大学なら4年の時間がまたできるため、この期間で就職への準備をしましょう。

【進学のサポートが充実している主な通信制高校・サポート校】

  • NHK学園高等学校:NHKが運営する通信制高校。指定校推薦の枠が多い。
  • N高等学校:大手企業のKADOKAWAとドワンゴが運営。プログラミングや美容などを映像授業で学べて、進路の相談もオンラインでできる。
  • トライ式高等学院:家庭教師のトライが運営する、大学進学に強いサポート校。鹿島学園高等学校などの通信制高校に合わせて入学。

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時代は少しずつ変わっていて、学歴は関係なくなりつつあります。ただ、大学や専門学校を卒業することで、「専門的な勉強をしてきた証明」には十分なります。たとえば大学の情報学部やIT系の専門学校を卒業すればIT業界に就職しやすくなるなど、通信制高校を卒業後すぐに就職するよりスムーズに入社できる場合が多いため、考えてみてください。

ちなみに、大学や専門学校も通信制高校と同じで、何となくだらだら過ごしてしまうと、また就職しにくくなってしまいます。せっかくあらためて勉強や考える時間を作るなら、今後についてしっかり考えるのがおすすめです。

通信制高校は自由な時間が多く、過ごし方しだいで良い未来が待っている

通信制高校の出身でも、大手の会社や希望の会社に就職することはできます。学歴を基準に採用を判断する「学歴フィルター」がある会社もあるかもしれませんが、そんな会社はこちらから願い下げれば良く、「目標をもって、それに向けてきちんと勉強してきたかどうか」をしっかり見てくれる会社はたくさんあります。

ただ、何もしない人を採用してくれる会社は少なく、将来に向けた準備は必要。何をしたいのか考えたり、必要な勉強や経験をしたりするなど、通信制高校での自由な時間を有効活用すると良いです。また、通信制高校には進学や就職のサポートに積極的な学校も多いため、悩んだときは相談しましょう。きちんとやるべきことをコツコツ進めれば、通信制高校でも良い未来が待っているはずです。

なお、通信制高校やサポート校は、しっかり選びたいもの。入学するとなかなか変えられないため、まずは資料や案内パンフレットをチェックしてみるのがおすすめです。

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