通信制高校の試験はどんな内容?面接・作文と当日の服装、不合格になる場合

通信制高校に入学するには、試験に合格する必要があります。

通信制高校の試験はどの学校も、基本的にはやさしめ。何らかの事情で普通の高校(全日制高校)に行けない人も多く、こうした人を受け入れるために通信制高校は誰でも入りやすくなっています。

ただ、受かりやすいとはいえ、油断は禁物。ここでは通信制高校の入試を解説します。

多くの通信制高校は、筆記試験なし。ほとんどの学校が面接・作文で、受かりやすい

普通の高校は英語や数学などの試験がありますが、通信制高校の場合、筆記試験を実施しない学校がほとんど。多くの通信制高校は、「面接」と「作文」で合否が決まります。これは新入学でも、転入・編入でも同じです。

通信制高校に入る人は、本当にさまざま。

  • スポーツなど、打ち込みたいことがあり、高校は卒業できればいい。
  • 前の学校で不登校になってしまい、通信制高校で勉強したい。
  • 勉強がとにかく苦手。なるべく授業がやさしい学校に移りたい。
  • 通信制高校の自由な時間を使って、勉強を頑張りたい。

上のように、人それぞれ状況や学力、勉強へのやる気も違うため、通信制高校は英語や数学などの試験をしない学校が多いのです。

面接はそれほど厳しくない。答えられず、詰まってしまうことがあっても大丈夫

通信制高校の入試では多くの場合、面接があります。時間は学校によって変わりますが、5〜15分ほどが一般的です。

通信制高校は、自宅での勉強がメイン。ただ、学校側も入学する人がどんな人なのかは知っておきたく、面接で人柄や雰囲気を確認しています。

つまり面接は、嫌な質問で落とそうとしてくるわけではなく、あくまでも「あなたについて知ること」が目的。下のような質問がくることが多いです。

  • 朝から起きられますか。
  • 趣味は何ですか。
  • 好きな教科は何ですか。
  • 今まで頑張ったことは何ですか。
  • これから何を頑張りたいですか。
  • 通信制高校に入ったら、1日をどう過ごしますか。
  • 入学後、何かやりたいことはありますか。
  • 自分の良いと思うところはどこですか。

どんな内容でも、やはり試験は試験。緊張で質問に上手く答えられないこともあるかもしれません。

ただ、面接官もやさしい目で見てくれるはず。黙ってしまったり答に詰まったりしても、落ち着いて話せば大丈夫です。また、心配なら、家族で軽く練習をしておくと良いです。

作文は決められたテーマで原稿用紙1枚分くらい。ある程度書ければ大丈夫

通信制高校では面接に加えて、作文もあります。決められたテーマで400文字の原稿用紙1枚分くらいを書くことが多く、テーマは下のような未来に関する内容が多いです。

  • 将来の夢・目標
  • 試験を受ける通信制高校に入りたい理由
  • 高校生活でやり遂げたいこと
  • 未来の自分について

通信制高校の先生・スタッフも、「せっかく入学してもらうなら、良い学生生活を送ってほしい」と考えています。通信制高校に入ろうと思ったことには、何かきっかけや理由があるはず。馬鹿にされることは絶対にないので、素直に自分の思いを書くと良いです。

原稿用紙はなるべく半分以上は書くと良いですが、例としては下のような内容があります。参考にして、自分のこれからややりたいことを考えておきましょう。

  • まだやりたいことが見つからないので、自由な時間で勉強を頑張りながら、これからを考えたい。
  • 前の学校で、疲れてしまった。自分にも良くないところがあったので、反省して頑張りたい。
  • 将来はゲームのプログラマーになりたい。高校生のうちから、プログラミングを勉強したい。
  • 自由な時間があるから、勉強を頑張って大学に行きたい。

ちなみに文章の書き方は、「僕はプログラミングに興味がある」のような断定調でも、「自由な時間を有効活用して、将来の目標を考えていきたいです」のようなですます調でも、どちらも大丈夫です。自分の書きやすいほうで書くと良いです。

試験当日の服装は、私服・制服・スーツ、どれもOK。私服は清潔感のある服装で

試験当日は通信制高校のキャンパス(校舎)へ行くことになりますが、服装に迷うことが多いです。ただ、私服・制服・スーツ、どれで行っても構いません。

制服は前の学校で着ていたものを着ることになるため、人によっては「良くないのでは?」と考える人もいます。ただ、学生にとっての正装であることには変わりないため、私服やスーツで良いものがなければ制服で大丈夫。通信制高校側も、「前の制服を着ているからダメだ!」のようには考えません。

スーツがあれば、1番おすすめです。イオンやスーツ店のものなら安く購入できるため、用意しておくのも良いでしょう。

私服もOKですが、あまりラフすぎる恰好はマイナス印象。面接官から「だいたいの人を受け入れてるけど、この生徒さんはちょっと・・」と思われる可能性もあるため、清潔感のある服装を意識しましょう。

受かりやすい通信制高校の入試。逆に落ちるのはどんな場合?

通信制高校の試験よほどひどくなければ、合格できる可能性は高いです。ただ、逆にいえば、落ちるのはどんな場合なのか?例を見ておきましょう。

  • 面接で何も答えられない。答えない。
  • 作文を白紙で提出。
  • スウェットなど、ラフすぎる恰好で試験を受ける。
  • むすっとしていて、怖い雰囲気を出している。
  • 面接で「やりたいことは特にない」「わかりません」など、返事が適当。
  • 作文を一応書いてあるけど、適当な文章。

通信制高校の面接官は、たくさんの人と面接をして、多くの作文を読んできています。つまりあなたの様子・話し方・文章などを見れば、「この人は本当に、うちの学校へ入りたいんだな」という気持ちは伝わります。

逆にいえば上のような様子だと「別に入学したいわけではないんだな」と思われやすく、不合格になる可能性があるため気をつけましょう。

通信制高校は、入試がやさしく入学しやすい。ただし油断は禁物なので、しっかり準備を!

通信制高校はさまざまな人が入学するため、入試はやさしめ。筆記試験はない場合がほとんどで、面接と作文が中心。面接である程度話せて、作文は原稿用紙を埋めるように書ければ、合格することがほとんどです。

ただ、ハードルが低めとはいえ、油断は禁物。作文テーマになりやすい将来のことについては前もって考えておき、面接で聞かれそうなことも考えておくと良いです。あとは「入学して、気持ちを新たに頑張りたい」という気持ちがあれば、きっと合格できますよ。緊張するかもしれませんが、ぜひ頑張ってほしいと思います。

【通信制高校の試験を受ける前にやっておくこと】

  • 「ここに入りたいな」という通信制高校を決めておく。
  • 面接で聞かれそうなことの答を、前もって考えておく。必要に応じて練習。
  • 作文のテーマになりそうなことについて、前もって考えておく。
  • 試験当日に着る服を決めておく。