通信制高校でも友達はできる?編入・転入で友達がいないときの作り方

通信制高校への入学を考えるときは、「友達、できるかな・・」と不安になることもあるもの。

通信制高校はキャンパス(校舎)へ登校して勉強するコースを用意している学校が多く、授業や行事をきっかけに友達を作ることができます。場合によっては、普通の高校(全日制高校)と変わらない学生生活ができることも。

ただ、家での勉強がメインで、スクーリングでも周りの人と話さないままだと、正直なところ友達は作りにくいです。ここでは「通信制高校での友達づくり」について解説します。

通信制高校でも友達は作れる!ほかの人と会う時間を増やすほど作りやすい

まず、通信制高校でも、友達を作ることはできます。

通信制高校は家で勉強することもできますが、各地にあるキャンパス(校舎)へ通って学ぶコースもあります。通信制高校はキャンパスで勉強する生徒さんがほかの人と友達になれるよう、さまざまな環境を用意してくれています。下のようなことをすれば、友達はできやすいはずです。

  • 文化祭や修学旅行などのイベントに参加する。準備を手伝う。
  • 家での勉強がメインのコースではなく、毎週登校するコースを選ぶ。
  • キャンパスで授業を受けるときに、同じ教室の人に話しかけてみる。
  • 部活や生徒会に参加する。
  • 美容・IT・スポーツ・料理など、興味のあることを学べる学校を選ぶ。
  • サポート校やアルバイトなど、通信制高校以外の場も活用する。

文化祭や修学旅行などのイベントに参加する。準備を手伝う。

通信制高校は文化祭や修学旅行、スポーツ企画など、定期的にイベントを開催しています。自由参加の場合が多いですが、行ってみると一緒に時間を過ごす中で会話が生まれたり、友達になれたりすることは多いです。

また、イベントの準備は生徒さんが手伝えることも多いため、参加すると共同作業の中で友達になれますよ。

家での勉強がメインのコースではなく、毎週登校するコースを選ぶ

当然ですが、ほかの人と一緒に過ごす時間が多いと、友だちになれるチャンスは増えます。

多くの通信制高校は年に数日のスクーリング(登校)で良いコースに加えて、毎週キャンパスへ通って勉強するコースもあります。登校日数は週1〜5日で選べることが多く、自分にとって無理のないペースでOK。キャンパスで勉強すると、同じ授業を受ける人と仲良くなれます。

ちなみに多くの通信制高校は、クラスがありません。「数学Aはこの教室、コミュニケーション英語はあっちの教室」と科目ごとに教室が違い、生徒さんは自分が取った科目の授業が行われる教室へ移動します。「クラスがないと、友達が作りにくいのでは?」と思うかもしれませんが、同じ授業を受ける人はいるため、友達は意外とできます。

キャンパスで授業を受けるときに、同じ教室の人に話しかけてみる

友達を作りたいと思ったら、待っているだけでは難しいです。自分から話しかけることできっかけが生まれるため、勇気を出して話しかけてほしいと思います。

意外とみんな、話しかけられるのを待っているもの。自分が少し積極的になれば、相手の人も嬉しいはずです。

部活や生徒会に参加する

通信制高校には、部活や生徒会があるところもあります。一緒にスポーツをする中で打ち解けることができ、相手のことがよく分かることもあるはず。もちろんスポーツが苦手なら無理に参加する必要はないため、気楽に参加してみてください。

また、通信制高校も普通の高校(全日制)と同じように、生徒会があることもあります。生徒会長や書紀などの役割を担当することで周りの人とコミュニケーションをとるきっかけにもなるため、機会があれば手を挙げてみるのもおすすめです。

美容・IT・スポーツ・料理など、興味のあることを学べる学校を選ぶ

人はお互いに共通の話題があると、仲良くなりやすいもの。通信制高校は英語や数学を勉強するだけでなく、美容・IT・スポーツ・料理など、さまざまな分野を学べるコースがある学校も多いです。

こうしたやりたいことを追求するコースを選ぶと、周りの生徒さんも同じように夢や目標をもっているため、会話のきっかけになります。「将来って、やっぱり美容師になりたいの?」「ここのプログラミングのコード、わからないんだけど・・」のように話しかければ、きっと相手も話したいことがあるはずです。

サポート校やアルバイトなど、通信制高校以外の場も活用する

通信制高校に入る人は、通信制での勉強や学生生活をサポートしてくれる「サポート校」を利用したり、自由な時間でアルバイトをしたりする人も多いです。こうした場でも同じように友達を作れるため、考えてみるのも良いです。

サポート校やアルバイトは通信制高校に入ってからでも始められるため、焦らず考えてみてほしいと思います。

通信制高校は落ち着いた人もいるけど、普通な人も多い。誰でも友達を作りたいと思っている

友達づくりの場があっても、

  • 「話しかけられない!」
  • 「何を話せばいいかわからないんだよ、俺は・・」
  • 「無視されたり、嫌われたりしないかな」

となることはあるもの。

通信制高校は落ち着いた性格の人も多いですが、普通な人もたくさんいます。誰でも友達を作りたいという気持ちはあるはずなので、ちょっと積極的になって頑張ってみてくださいね。次のポイントを知っておくと、踏み出しやすくなるはずです。

  • みんな「友達がほしいけど、作れるかな・・」と悩んでいることを知っておく。
  • 不登校やいじめを経験した人もいるため、みんな受け入れてくれやすい。
  • 自分から話しかけてみる。
  • 定番の話題から切り出す。
  • 自宅で学ぶこともできるため、焦らなくて大丈夫。

みんな「友達がほしいけど、作れるかな・・」と悩んでいることを知っておく

友達がほしいのは、みんな同じ。そして、みんな「友達、作れるかな・・」と不安や悩みをもっているのも同じです。

つまり周りの人を「誰だよアイツ」のような目で見る人はごく少なく、あなたを仲間外れに思う人もいません。これを知っておくだけで、少し気がラクになるはずです。

不登校やいじめを経験した人もいるため、みんな受け入れてくれやすい

通信制高校は不登校やいじめの経験がある人もいて、「自分がされたことを、周りの人にしたくない」と思っている人も多いです。無視されたり嫌なことをされたりする痛みを知っている人は、周りの人を受け入れてくれる優しさがあります。

あなたが話しかければ、嫌な顔や無視をするどころか、「ありがとう。嬉しい」と思ってくれることが多いはずです。

自分から話しかけてみる

上でも少し触れましたが、自分から誰かに話しかけるのは勇気が必要。みんな「話しかけられない」と悩んでいます。

だからこそ、あなたが少し勇気を出して話しかけるのはとても良いこと。自分が積極的になれば、周りの人もあなたを受け入れてくれて、気づいたら友達が増えているはずです。

ちなみに、話しかけるのに大きな勇気が必要なのは最初だけ。だんだん慣れてくる上に、何人か友達ができれば、一緒にほかの人を誘うこともできます。

定番の話題から切り出す

話しかけるとき、「何を話そう・・」と迷ってしまうこともよくあります。

ただ、初対面の人と話すときのきっかけは、意外と似たパターンが多いです。

  • 「初めまして。山田といいます。どこに住んでるの?」
  • 「これ、どういうことかわかる??」
  • 「次、何の授業なの?」
  • 「ごめん、ノート見せてもらってもいい?」
  • 「おはよー。今日、あっついね 笑」

など、基本は何かを聞いたり、共感しやすい天気の話などから始めたりするのがおすすめ。誰にでも聞きやすいことを頭に入れておけば、それだけできっかけをつかみやすくなります。

自宅で学ぶこともできるため、焦らなくて大丈夫

通信制高校の良いところは、勉強の仕方を選べること。自宅メインのコースに変更すれば人間関係を気にせず勉強できるため、もし登校が合わなくても大丈夫。友達づくりも自分のペースでやっていきましょう。

通信制高校でも友達はできる!自分のペースで大丈夫

通信制高校でも、友達はできます。キャンパスに登校して授業を受けて、行事などに参加すれば、気の合う友達が見つかるきっかけはたくさんあります。

積極的に話しかけるのは勇気が必要ですが、だからこそ周りの人も嬉しいもの。自分のペースで焦らず頑張ってみてくださいね。