新潟県には通信制高校のキャンパスがたくさんあり、スクーリング(校舎への登校日)などのときに便利。
通信制高校も普通の高校(全日制)と同じように公立と私立がありますが、私立でも年間10万円ほどの学費で良い学校もあります。お値打ちな金額でも体制が整っている通信制高校はあるため、予算に合わせて考えてみるのもおすすめ。
ここでは新潟県内で、学費の安い通信制高校を紹介します。
なお、通信制高校やサポート校は、しっかり選びたいもの。入学するとなかなか変えられないため、まずは資料や案内パンフレットをチェックしてみるのがおすすめです。「ズバット通信制高校比較」なら人気の通信制高校や気になる学校の資料をまとめて取り寄せられて、手間が省けます。無料なので、ぜひ使ってみてください。
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【こちらも参考に】
▶新潟県の通信制高校・サポート校まとめ一覧&大学進学に強い学校
新潟県内で学費が安い、おすすめの通信制高校
新潟県で学費が安い通信制高校は、以下の7校。
- (公立)新潟県立 高田南城高校
- (公立)新潟県立 新潟翠江高校
- (私立)鹿島山北高等学校
- (私立)鹿島学園高等学校
- (私立)鹿島朝日高等学校
- (私立)N高等学校
- (私立)NHK学園高等学校
学費が安いのは公立の「新潟県立 高田南城高校」と「新潟県立 新潟翠江高校」ですが、通信制高校は私立を選ぶ人のほうが多いです(詳しく解説:公立・私立の通信制高校の違い)。私立の通信制高校は年間10〜15万円ほどで利用できる学校がたくさんあり、公立に比べてカリキュラム、相談などのサポート、スクーリングでの特別活動などが充実しています。
また、国の「就学支援金」という制度を利用すれば、私立の通信制高校は授業料が大きく割引きされます。割引きの額は親御さんの年収(ご両親2人の合計年収)で変わり、下のようになっています。
【就学支援金による授業料の割引き(私立)】
親御さんの年収(両親2人の合計年収)が
- 年収590万円未満
1単位につき12,030円が授業料から割引き
(25単位で300,750円の割引き) - 年収590万円以上〜910万円未満
1単位につき4,812円が割引き
(25単位で120,300円の割引き) - 年収910万円以上
割引きなし
※通信制高校で1年間に取る単位の数は、平均25単位。
※割引きは「授業料」のみ。授業料がゼロになったらそれ以上安くはならず、スクーリング費や設備費などは割引きされない。
就学支援金について詳しく
▶通信制高校は就学支援金で学費が割引きに!制度の仕組み・内容を解説
学費がお値打ちな私立の通信制高校は、もとの学費が年間20〜30万円ほど。これが年収590万円以上〜910万円未満なら年間10〜20万円になり、年収590万円未満で年間3〜7万円くらいになる学校が多いです。安い上に体制が整っていておすすめの通信制高校を、ここから順番に紹介します。
新潟県立 高田南城高校
公立 or 私立 | 公立 |
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本校の所在地 | 新潟県上越市南城町3丁目3-8 |
学費の目安 | 要問合せ |
新潟県立 新潟翠江高校
公立 or 私立 | 公立 |
---|---|
本校の所在地 | 新潟県新潟市西区金巻1657 |
学費の目安 | 年間4〜5万円ほど |
公立の通信制高校である高田南城高校と新潟翠江高校は、学費の安さがメリット。正直なところ目立つ特徴はあまりなく、「高卒資格を取れればいい」「基本的な勉強ができればいい」という場合に向いています。大学進学を目指したり、興味のあることを学んだりするには不向きですが、誰でも利用しやすい学校です。
鹿島山北高等学校
本校の所在地 | 神奈川県足柄上郡山北町中川921-87 | |
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新潟県の キャンパス |
・DSC高卒資格サポートセンター 新潟キャンパス 新潟県新潟市中央区紫竹山2-5-3 紫鳥線ビル2F G室 |
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学費の目安 ※自宅学習メインの コースの場合 |
入学金 | 50,000円 |
年収910万円以上 | 年間20.5万円ほど | |
年収590万円以上 910万円未満 |
年間8.5万円ほど | |
年収590万円未満 | 年間3万円ほど |
鹿島山北高校は、全日制もある「鹿島学園高等学校」という高校の姉妹校。本校が神奈川県の足柄上郡山北町というところにあり、自然と触れ合える機会があるのが特徴です。
基本は自宅での学習で、スクーリング(校舎への登校)は最寄りの学習センターに行って学習。鹿島山北高校は新潟県内に学習センターがたくさんあり、家から近いセンターも見つかりやすいです。
新潟県内に数ある通信制高校(私立)の中で、鹿島山北高校は学費がかなりお値打ちな学校。多くのご家庭で就学支援金を適用できるので、自宅学習メインのコースなら年間10万円を切る費用で利用できます。母体の鹿島学園とカリキュラムはあまり変わらず、体制も整っています。
鹿島学園高等学校
本校の所在地 | 茨城県鹿嶋市田野辺141-9 | |
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新潟県の キャンパス |
・葵高等学院 新潟校 新潟県新潟市中央区東大通1-7-7 アイエム第一ビル2階 ・葵高等学院 長岡校 新潟県長岡市大手通1-4-12 都屋ビル2・3階 ・DSC高卒資格サポートセンター 新潟キャンパス 新潟県新潟市中央区紫竹山2-5-3 紫鳥線ビル2F G室 |
|
学費の目安 ※自宅学習メインの コースの場合 |
入学金 | 50,000円 |
年収910万円以上 | 年間21.6万円ほど | |
年収590万円以上 910万円未満 |
年間9.5万円ほど | |
年収590万円未満 | 年間4万円ほど |
鹿島山北高校の母体である鹿島学園高校も、学費が安いです。鹿島山北高校より少しだけ上がりますが、それでも十分お値打ち。就学支援金を適用すれば、自宅学習コースは年間10万円ほどになります。
鹿島学園は全日制もあり、運営体制がしっかりしていて安心感があります。鹿島山北高校と同じくキャンパスも多く、勉強しやすい環境が充実しています。
鹿島朝日高等学校
本校の所在地 | 岡山県岡山市北区御津紙工2590 | |
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新潟県の キャンパス |
・上越キャンパス 新潟県上越市東雲町1-6-8 ・DSC高卒資格サポートセンター 新潟中央学習センター 新潟県新潟市中央区紫竹山2丁目5番3号 紫鳥線ビル2F G室 |
|
学費の目安 ※自宅学習メインの コースの場合 |
入学金 | 50,000円 |
年収910万円以上 | 年間23.4万円ほど | |
年収590万円以上 910万円未満 |
年間11.5万円ほど | |
年収590万円未満 | 年間6万円ほど |
鹿島朝日高校も、鹿島学園高校の姉妹校。なるべく多くの生徒さんを受け入れられるよう、3つの姉妹校がある形になっています。
鹿島朝日高校は鹿島学園のように全日制がなく、通信制のみ。全日制があるからといって普段の勉強に影響があるわけではなく、鹿島学園と同じく高校内容をきちんと学べる体制が整っています。
鹿島学園・鹿島朝日・鹿島山北は似ていますが、
- 全日制が一応あるほうが良いなら鹿島学園
- 学費の安さと自然体験を重視するなら鹿島山北
- 最寄りのキャンパスがあるなら鹿島朝日
というふうに選ぶと良いです。
N高等学校・S高等学校
公立 or 私立 | 私立 | |
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本校の所在地 | N高:沖縄県うるま市与那城伊計224 S高:茨城県つくば市作谷578番地2 |
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新潟県の キャンパス |
・新潟キャンパス 2022年4月、新設予定 |
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学費の目安 ※最安の 「ネットコース」 (スタンダード) の場合 |
入学金 | 10,000円 |
年収910万円以上 | 年間25万円ほど | |
年収590万円以上 910万円未満 |
年間12.5万円ほど | |
年収590万円未満 | 年間6.5万円ほど |
テレビでもよく紹介されていたり、CMが流れていたりするN高校。大手企業のKADOKAWAと「ニコニコ動画」で有名なドワンゴが共同で運営している通信制高校です。N校・S校は本校は本校の所在地が違うだけで、カリキュラムなどは同じです。
N校・S校は特にプログラミングの教育に力を入れていて、そのほかにもネットを活用した「課外授業」で、農業体験・eスポーツ・声優・投資・留学など、さまざまな分野について学べます。
キャンパスへ通って勉強する「通学コース」は費用が高くなりますが、自分のペースでネット学習を進める「ネットコース」なら、学費はお値打ち。ネットコースでも興味があればドンドン学べる環境があるため、考えてみるのも良いでしょう。
NHK学園高等学校
公立 or 私立 | 私立 | |
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本校の所在地 | 東京都国立市富士見台2-36-2 | |
新潟県の キャンパス |
・明鏡高等学校 新潟県新潟市中央区沼垂東6丁目11-1 |
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学費の目安 ※自宅学習メインの コースの場合 |
入学金 | 35,000円 |
年収910万円以上 | 年間32万円ほど | |
年収590万円以上 910万円未満 |
年間20万円ほど | |
年収590万円未満 | 年間3.5万円ほど |
NHKが運営している通信制高校「NHK学園高校」も、評判の良い通信制高校。学費は一般的なご家庭で年間20万円ほどと、ここで紹介しているほかの学校に比べると少し高め。ただ、それでもお値打ちな部類に入ります。
NHK学園高校は良質な「NHK高校講座」を中心に学習でき、母体がNHKのため、カリキュラムやサポート体制が整っています。卒業率は2020年度実績で94%、担任制、オンラインやスクーリング会場での質問・相談などがあり、「誰も置き去りにしない」というコンセプトで運営されています。
さらにNHK学園高校は、指定校推薦の枠も多いです。カリキュラムに沿ってきちんと勉強していけば推薦入試で大学に入学できる可能性も十分あるため、「通信制高校で大学受験が不安」というときにもおすすめです。