通信制高校は自由な時間が多く、アルバイトをしている人も多いです。普通の高校(全日制)だと授業や部活などで忙しく、バイトをしたくてもできないことがあるため、通信制高校ならではの魅力といえます。
ただ、これから通信制高校に入ってアルバイトをしたいと思っている場合、
- 「本当にバイトできるの?」
- 「通信制高校って、面接で不利になりそう・・」
のように思うこともあるもの。そこでここでは、「通信制高校でのアルバイト事情」を解説します。
なお、通信制高校やサポート校は、しっかり選びたいもの。入学するとなかなか変えられないため、まずは資料や案内パンフレットをチェックしてみるのがおすすめです。「ズバット通信制高校比較」なら人気の通信制高校や気になる学校の資料をまとめて取り寄せられて、手間が省けます。無料なので、ぜひ使ってみてください。
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通信制高校でバイトしている人はたくさんいる
通信制高校は「周りの人に迷惑をかけないこと」というルールはあるものの、基本的には自由な校風の学校が多いです。アルバイトに関しても、禁止のところはほぼありません。また、自宅学習が中心で登校が必要ないため、バイトをしていてもわかりません。
アルバイトは収入を得られるだけでなく、社会経験になります。仕事を通して学んだり気づいたりすることは、英語や数学の勉強とはまた違うもの。こうした経験も、自分にとっての財産になるはずです。
また、同じアルバイトをする人同士で、仲良くなることもあります。新しい友達ができる可能性があることも、バイトの魅力です。
通信制高校の勉強は自分のペースで取り組みやすく、アルバイトも予定に合わせて働ける働き方。上手く調節しながら、普段の生活とバイトを両立しましょう。
人気なのは飲食店バイト。イベント設営などの単発バイトもおすすめ
通信高校生に人気なのは、飲食店のアルバイト。飲食店はたくさんあり、高校生OKの求人もたくさんあります。
「飲食店はバイト代が安そう・・」と思うかもしれませんが、最近は時給1,000円や1,200円などの求人も意外とあります。まずは近くの飲食店で募集されている求人を見てみると良いでしょう。
また、飲食店のアルバイトは「接客業」で、人と接する仕事。高いコミュニケーション力が必要なわけではなく、「ご注文はお決まりでしょうか?」「お会計は1,500円になります」のようなフレーズを覚えれば誰でもできますが、たくさんの人と関わる仕事で良い経験になるはずです。
もうひとつ、イベント設営(開催前の準備)のアルバイトも人気。ライブや企業が行うキャンペーン企画など、各地で行われるイベントの開催には準備が必要で、単発のアルバイトとして募集されることが多いです。1日で1万円ほどの収入になるため、こちらもおすすめ。動き回ったり物を運んだりするため、体を動かすのが好きな人に向いています。
このように、高校生でも働けるアルバイトはたくさんあり、求人も多く募集されています。飲食店やイベント以外にも仕事はあるため、まずはどんな求人があるか見てみると「これ、いいな」と思うものが見つかるはずです。
通信制高校だからといって、バイトの面接で不利になることはない。正直に伝えればOK
通信制高校は普通の高校生が働けない昼間の時間もバイトできますが、逆に面接で「どうして昼間に働けるの?」と聞かれることがあります。
ですがこの場合、「通信制の高校に入っている」と正直に伝えればOK。通信制高校だからといって、アルバイトの面接で不利になることはまずありません。
バイト先の人にとって大切なのは、高校が全日制か通信制かではなく、「きちんと働いてくれるかどうか」。職場に合わないと思われたら残念ながら不採用になりますし、「しっかり頑張ってくれそう」と思ってもらえれば通信制高校でも問題なく採用してもらえます。
どれくらいの収入かは、頑張りによる。あまり無理しないようにしよう
通信制高校なら、アルバイトをたくさん入れることも可能。どれくらいの収入になるかは頑張りによりますが、時給1,000円で働く場合、下のような感じになります。
【アルバイトの収入イメージ(時給1,000円の場合)】
週1日 (月4日) |
週2日 (月8日) |
週3日 (月12日) |
週4日 (月16日) |
|
---|---|---|---|---|
1日3時間 | 月12,000円 | 月24,000円 | 月36,000円 | 月48,000円 |
1日4時間 | 月16,000円 | 月32,000円 | 月48,000円 | 月64,000円 |
1日5時間 | 月20,000円 | 月40,000円 | 月60,000円 | 月80,000円 |
1日6時間 | 月24,000円 | 月48,000円 | 月72,000円 | 月96,000円 |
上のように、働く日数や時間を増やせば収入は高くなりますが、あまり無理をしすぎないようにしましょう。
登校コースの場合、授業に影響が出ないようにバイトを入れる必要あり
通信制高校のコースは、大きく2種類あります。
- 通信コース:自宅での勉強がメインのコース。
- 登校コース:キャンパスへ登校して、授業で学ぶコース(登校日数は選べる)
自由な時間が多いのは、「通信コース」。1年のほとんどを家で過ごせるため、アルバイトも好きなように入れられます。
登校コースの場合、自分で決めた曜日の午前中や午後は、キャンパスでの授業になります。その時間帯はアルバイトを入れられないため、通信コースよりは自由度が下がります。
ただ、登校コースも授業でいっぱいになることは少なく、全日制に比べればまだまだ時間は多いです。「週に数日、1日数時間働ければいい」という場合は、登校コースでも問題なくアルバイトを両立できます。
通信制高校は自由さが魅力!バイトを頑張るのもおすすめ
通信制高校は時間を自由に使えるのが魅力で、アルバイトもできます。シフトをたくさん入れている人もいますが、どれくらいの収入が得られるといいか、どれくらい働けるのかを考えて、バイト先を選びましょう。
また、アルバイトは「良い経験になる」というのも大きな魅力。仕事やさまざまな人と接することで、単純な勉強だけでは得られない学びがあるはず。無理のない形で、通信制高校での生活もアルバイトも頑張ってほしいと思います。