通信制高校へ入学を考えるときには、校舎(キャンパス)に相談や見学をしにいくことも多いです。
通信制高校への相談や見学は、入学前に必ずするべき。その学校が実際どんな雰囲気なのか、職員さんはどんな人なのかを知ることで、「ここなら入りたい」と判断する基準になります。
ただ、何となく相談や見学に行っても、よくわからないまま帰ってきてしまうこともあります(汗)そこでここでは、「通信制高校へ相談・見学へ行くときのポイント・服装・持ち物・親御さんと一緒に行くべきか」を解説します。
ちなみに相談や見学に行く場合、まずは気になる通信制高校を見つける必要があります。「ズバット通信制高校」のようなサイトで学校の資料を取り寄せて、気になる学校を見つけてから動き始めましょう。
相談・見学へ行くときのチェックポイント4つ
通信制高校への相談・見学は、ある程度は気軽に行って大丈夫。気をつけておくべきポイントは4つで、何となく頭に入れておけば良いです。
- カリキュラムが、「これなら自分でも大丈夫そう」と思えるか。
- 通信制高校の先生・職員さんが、親身に対応してくれるか。
- キャンパスがきれいで整った環境か。
- 感覚で、「この学校なら入りたい」と思えるか。
カリキュラムが、「これなら自分でも大丈夫そう」と思えるか
通信制高校は、学校ごとにカリキュラムが違います。年に数日のスクーリング(キャンパスへの登校)で良い学校、プログラミングに力を入れている学校、高校の基礎的な内容をきちんと学べる学校など、それぞれ特徴があるため、「ここなら自分でも頑張れそうだな」「ここなら勉強してみたいな」と思えるところを選ぶことが大切。
「入学できて高校を卒業したことになるなら、どこでもいいや」と思って入ると、通信制高校での生活が嫌になってしまうこともあります。せっかくなら良い高校生活になるよう、カリキュラムが合いそうかは確認しましょう。
通信制高校の先生・職員さんが、親身に対応してくれるか
キャンパスへ相談に行くと、先生や職員さんが案内や説明をしてくれます。このときの対応から、通信制高校の体制がわかります。
説明が適当だったり、先生・職員さんがやる気なさそうな通信制高校は、ハッキリ言ってやめておくべき。「学校の体制も適当なのでは?」と判断できるためです。
逆に今の状況をしっかり聞いて、親身に質問などへ答えてくれる通信制高校は、入学を考えるのも良いといえます。
先生や職員さん1人1人の様子は、その学校を表しています。「こんな職員さんがいるなら、きっと良い学校なんだ」と感じる通信制高校を見つけましょう。
キャンパスがきれいで整った環境か
通信制高校は自宅での勉強をメインにすることもできますが、キャンパスへ登校して勉強することもできます。登校日数は選べる学校が多く、普通の高校(全日制)と同じように週5日の登校で勉強する人もいれば、年に数回だけ登校する人もいます。
登校日数を多くする、少なくするに関係なく、キャンパスがきれいであることは大切。キャンパスが汚いと、先生や職員さんの対応も適当になりやすいためです。
- なんだかビルが古くて、薄暗い気がする。
- 通信制高校の教室も、なんだか古い。
- たばこのにおいがときどきする・・。
- 教室や廊下が、掃除されていない。
実際に見学してこうした印象を受けたら、その通信制高校は少し微妙かもしれません。もちろん上のような校舎にも良い先生や職員さんはいるかもしれませんが、やはり環境がきれいな学校のほうが、そこで働く人もピシッとしやすいです。
感覚で、「この学校なら入りたい」と思えるか
通信制高校を選ぶときは、自分の肌感覚も大切。「この学校、良さそうだな」と感じるかを大切にしましょう。
いくらホームページやパンフレットで良いことが書かれていても、合わない学校は合いません。相談や見学へ行くことで自分に合っているかがわかることは多いので、やはり実際に見てみることは大切です。
相談・見学へ行くときの服装は制服・私服どちらでもOK。持ち物は3つ用意を
通信制高校のキャンパスへ行くときの服装は、制服・私服のどちらでも大丈夫。入学後も制服・私服どちらもOKな学校は多いため、見学のときも厳しく決まっていません。
ただし私服の場合、あまりラフすぎる恰好はやめておくべき。
- ネックレス
- ピアス
- 赤・オレンジ・ピンクなど、派手な色の服
- スカルマークなど、目立つプリントのTシャツ
- スウェット・ジャージ
上のような私服はさすがにチェックされる可能性もあるため、着ていかないほうが良いです。親御さんも確認して、清潔感のある服装で向かいましょう。
また、見学へ行くときの持ち物は、次の3つがあれば大丈夫です。
- 筆記用具
- メモ
- スリッパ(念のため)
見学は親御さんと一緒にする人が多い。1人でも大丈夫だけど、入学手続きは親子で一緒に
通信制高校のキャンパスへ行くときは、親子で行くのがおすすめ。通信制高校は入学する本人に合うかが1番大切ですが、大人としての視点も大切なためです。
たとえば生徒さん本人は「カリキュラムが合うからいい」とだけ考えても、親御さんは「職員さんがていねいだったし、良い学校かも」「キャンパスの雰囲気も息子に合いそう」「学費も予算内だし、親としても安心」と、本人とは違う角度から通信制高校を見てくれます。親子で相談して最終的に入学する学校を決めると、後悔する可能性が低くなります。
ちなみに生徒さん本人が1人で話を聞きに行くこともできますが、判断材料が不十分になりやすいので気をつけて。入学を決める最終判断のときは、必ず親子でキャンパスへ行きましょう。
気になる通信制高校は、相談・見学に行くことが大切!できれば3校以上は行ってみよう
通信制高校は自宅で勉強することもできますが、キャンパスへ通って勉強する人もいます。実際にキャンパスへ行って相談・見学をしてみることで、自分に合う学校かどうかを見極めやすくなります。ここで紹介したポイントを参考に、できれば3校以上は行ってみてほしいと思います。
通信制高校は、新しい高校生活を送ることになる場所。せっかくならしっかり選ぶと、充実した時間を過ごすことができます。ぜひ、「ここに入りたい」という通信制高校を見つけてくださいね。