通信制高校やサポート校はたくさんありますが、その中でも高い人気なのが「トライ式高等学院」。家庭教師のトライが運営するサポート校(通信制高校での勉強をサポートする施設)で、大学進学を目指せる環境が整っています。
費用は通信制高校とトライ式高等学院を合わせて年間50〜100万円ほどかかりますが、安心感もあっておすすめのサポート校。興味がわいたら、まずは相談してみると良いでしょう。
ここではトライ式高等学院の特徴やメリットを解説します。
トライ式高等学院は、通信制高校の勉強をサポートする「サポート校」
まず、トライ式高等学院はあくまでも「サポート校」。高卒資格を取るためには、トライ式高等学院と提携している下の通信制高校どれかに入学する必要があります。
【トライ式高等学院と提携している通信制高校】
通信制高校 | 特徴 | 年間の学費目安 (親御さんの年収が590万円以上 〜910万円未満の場合) |
---|---|---|
鹿島学園高等学校 | 全日制もある通信制高校。自宅学習で高校の基礎を学べて、学費も安い。 | 約9.5万円 (詳細) |
鹿島朝日高校 | 通信制のみの高校。鹿島学園と姉妹校で、整った環境。 | 約11.5万円 (詳細) |
日本航空高等学校 | 日本航空(JAL)が運営する、20年以上の歴史がある通信制高校。 | 約18.5万円 (詳細) |
ルネサンス高等学校 | インターネットや新しいツールを活用して、時代にマッチした学習環境を提供している通信制高校。 | 約27.5万円 (詳細) |
高松中央高等学校 | 香川県にある通信制高校。香川県周辺に住んでいるならおすすめ。 | 約10万円 |
通信制高校の勉強は自宅での学習が中心で、学べる内容は高校の基礎。大学進学を考える場合、入試に向けた対策が追加で必要です。トライ式高等学院は家庭教師のトライが運営しているため大学受験に強く、通信制高校のレポート作成から受験指導までサポートしてもらえます。
トライ式高等学院に入学する場合、通信制高校は上の中から学費が安いところを選んでも問題ありません。勉強は全国にあるトライ式高等学院のキャンパスでできるため、通信制高校の学費はなるべく抑えると良いです。
トライ式高等学院の特徴・メリット
トライ式高等学院の特徴・メリットは、大きく下の5つです。
- 進学率68.5%の高い合格実績(2022年2月時点)!家庭教師のトライのノウハウを活かしている。
- 学力・目標に合わせた1対1指導。本格的な受験指導をできる先生が揃っている。
- きれいなキャンパスで、快適に勉強できる。
- スタッフの定期的な面談などによるサポート。卒業後の道筋がハッキリして、軌道修正もしやすい。
- イベントも多く、お子さんが友達を作りやすい。
進学率68.5%の高い合格実績(2022年2月時点)!家庭教師のトライのノウハウを活かしている
トライ式高等学院とほかの通信制高校・サポート校で大きく違うのが、「大学進学に力を入れている」ということ。
通信制高校やサポート校は「自分のペースで、ゆっくり前に進もう」のようなコンセプトのところも多いですが、トライ式高等学院はていねいなサポートを重視しつつも、「大学進学に向けた勉強はきちんとできる」という方針。家庭教師のトライで蓄積された受験情報や指導ノウハウを活かしているため、サポート校でも予備校や塾に負けない学習効果を得られます。
トライ式高等学院の公式サイトでは合格実績を大きく打ち出していますが、これは本当に生徒さんが結果を出しているからこそ。受験結果の数字をハッキリと出している通信制高校・サポート校は、トライ式高等学院しかありません。
【トライ式高等学院の実績(2022年2月時点)】
卒業率 | 99.2% |
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大学・短大・専門職大学 への進学率 |
68.5% |
2021年度の実績 | 906名が合格 国公立(東大・京大も含む):28名 難関私立大学:147名合格 ・早稲田・慶應・上智・東京理科:12名 ・GMARCH:28名 ・関関同立:31名 ほか多数 |
学力・目標に合わせた1対1指導。本格的な受験指導をできる先生が揃っている
トライ式高等学院が大学進学に強い理由に、「1対1指導」があります。
多くの通信制高校やサポート校は個別指導コースがあるものの、基本的にはクラス(集団)で授業を受ける人が多いです。一方でトライ式高等学院には集団形式の授業がなく、完全に1対1指導。「個別指導のトライ」と同じ形式となっています。
ただ、個別指導のトライには大学生の先生もいますが、トライ式高等学院は受験指導ができる経験豊富な先生が在籍。生徒さんとのコミュニケーションも得意な人が多いため、「人と接するのが苦手」というお子さんでも安心して授業を受けられます。
きれいなキャンパスで、快適に勉強できる
トライ式高等学院は、キャンパスもきれいです。全国の主要都市に明るい雰囲気の整ったキャンパスを設置。一般的な学習塾や予備校と比べても、高い水準の環境です。
キャンパスがきれいだと、いつも来たくなるもの。トライ式高等学院は授業以外の日も気軽に来れるため、勉強をしたり友達と一緒に過ごしたりと、自宅での時間が多くなりがちな通信制高校でも学生生活が充実します。
スタッフの定期的な面談などによるサポート。卒業後の道筋がハッキリして、軌道修正もしやすい
トライ式高等学院では、スタッフによる面談が定期的にあります。
お子さんに「行きたい大学が決まっている」のような目標がある場合、その達成に向けてどう勉強していくかを相談でき、進度の確認と軌道修正もアドバイスしてもらえます。また、「まだ目標が決まっていない」という場合、当面は基礎学習を中心にしながら、スタッフと一緒に今後の進路を考えることができます。
イベントも多く、お子さんが友達を作りやすい
トライ式高等学院では、自由参加のイベントもあります。文化祭・スポーツイベント・水族館など、学生生活が充実する企画もたくさん。こうした機会をきっかけに友達ができることも多いので、興味がわいたら参加するのもおすすめです。
もちろん「行きたいけど仲の良い人がいないし、どうしよう・・」という場合でも、トライ式高等学院のスタッフがサポートしてくれるため大丈夫。生徒さん同士のコミュニケーションをうながしてくれます。
コースは「普通科」と「特進科」の2つでシンプル
トライ式高等学院は2つの学科があり、「普通科」と「特進科」があります。
特進科:大学進学を考える人向け
普通科(途中から特進科へ変更もOK)
普通科の勉強は、高校の基礎が中心。通信制高校のレポート課題を先生がフォローしたり、中学内容の復習などをしたりしてくれます。1人では大変な勉強も無理なく進めることができ、高校卒業を目指せます。
普通科の授業は、
在宅コース:先生が家に訪問して指導。
オンラインコース:自宅からのオンライン授業。
という3つのスタイルで受けることができます。
また、プログラミング・アート・資格取得の勉強など、さまざまな専門分野を学ぶこともできます。
トライに在籍する先生には英語や数学以外の分野に強い人もいるため、こうした先生が講師となって授業をしてくれます。「プログラミングに興味があるから、学んでみたい」のような場合におすすめです。ただしキャンパスによって対応できる専門分野が違うため、まずは相談してみると良いでしょう。
特進科
特進科は通信制高校のレポートをフォローしつつ、大学進学に向けた学習がメイン。トライ式高等学院には大学受験指導の経験が豊富な先生がたくさん在籍しているため、サポート校ながら本格的な受験対策ができ、予備校に通わなくても大丈夫です。
ちなみにトライ式高等学院は2022年現在、日本全国に97のキャンパスがあります。2021年度の合格実績は全体で906名、国公立に進学した生徒さんは28名、878名の生徒さんは私立大学や短大に合格しています。国公立はかなり高いハードルですが、頑張ればチャンスはあります。
また、最近はAO入試(自分の強みを書類や面接でアピールする受験方式)や推薦入試で大学へ行く人も増えています。トライ式高等学院はこうした最近の入試傾向にも対応していて、エントリーシート・志望理由書・面接・小論文対策なども行ってくれます。
トライ式高等学院の学費目安は、年間50〜100万円ほど。コースや授業数で変わるため要相談
トライ式高等学院は環境が整っていておすすめですが、気になるのは学費。
トライ式高等学院は公式サイトに学費を公開しておらず、普通科と特進科、授業の回数によっても金額が変わるため、直接相談するのが確実です。
また、トライ式高等学院は「サポート校」であり、高卒資格を取るために入学する「通信制高校」の学費も合わせてかかります。両方の合計で年間50〜100万円ほどが目安で、これは私立の全日制高校と同じくらいです。
トライ式高等学院の学費には授業だけでなく、学習環境・スタッフによるサポート・学生生活が充実するイベント(追加費用が必要なものもあり)なども含まれます。これを考えると、トライ式高等学院の学費は納得のいく額ではあります。
就学支援金の対象になるのは、「通信制高校」。トライ式高等学院の学費は対象ではない
トライ式高等学院は公式サイトに、「就学支援金(高等学校等就学支援金制度)の対象校」とあります(2022年2月現在)。ただ、これは正確に言うと、「トライ式高等学院の学費と合わせてかかる、通信制高校の学費が割引になる」が正しいです。
就学支援金は国の制度で、「通信制高校の授業料が割引きになる」というもの。
トライ式高等学院は通信制高校ではなくサポート校のため、通信制高校の授業料が就学支援金で割引きされます。ただ、トライ式高等学院に入学するときは通信制高校にも必ず入るため、「トライ式高等学院への入学費用が安くなる」と言っても間違いではありません。
ちなみに就学支援金の割引き額は、親御さんの年収(両親お2人の合計)によって変わります。
【就学支援金の割引き】
親御さんの年収(両親の合計)が
年収590万円未満:1単位12,030円が割引き(25単位で300,750円)
年収590万円以上〜910万円未満:1単位4,812円が割引き(25単位で120,300円)
年収910万円以上:割引きなし
※通信制高校で1年間に取る単位の数は、平均25単位。
※割引きは「授業料」のみ。授業料がゼロになるとそれ以上安くはならず、スクーリング費や設備費などは割引きされない。
たとえば「鹿島学園高等学校」という通信制高校は、親御さんの年収が590万円以上〜910万円未満の場合、学費は年間10万円ほど。これにトライ式高等学院の学費がプラスされ、合計で年間50〜100万円ほどになります。
トライ式高等学院で勉強するなら、通信制高校の学費はなるべく安いほうが良いです。提携の通信制高校はどこも体制が整っている学校のため、こだわりがなければそれほど違いはありません。
トライ式高等学院は1対1指導での大学進学対策&整ったサポート体制でおすすめのサポート校。学費や環境が合うかは、キャンパスで相談を
トライ式高等学院はおすすめのサポート校。サポート校は全国にたくさんありますが、大学進学に向けた指導体制・サポート環境がここまで整っているのは、2022年現在はトライ式高等学院くらいです。
ただ、1対1の個別指導やキャンパスの雰囲気、予算が合うかは確認が必要なため、興味がわいたら最寄りのキャンパスに相談へ行くと良いです。普通科・特進科の選択や授業回数は相談して決められるため、まずは気になることを聞いてみてください。